マラソンの当事者研究

令和(2019年5月)から本格的にマラソンを始めた30代男による練習・レース記録および考察・内省の記録です。

練習記録 (200224〜200301)

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股関節痛のためほとんど走れず

痛みとそれに至るまでの心理を言語化することが,マラソンの成長における研究の一つの手がかりになると考えています。今週苦しんだ股関節痛について言語化していきます。

 

2/24 Eペース (20.5km)+WS (100m×3) 21.27km  (4'40"/km, 160bpm) (最初の違和感→違和感影を潜める→やっぱり痛い→消える→WSで追い込み→痛み強まる)

2/25 トレッドミル (傾斜3%) 5.69km (5'10"/km, 146bpm)+ 1.97km (5'02"/km, 147bpm) + エアロバイク 20min. (ここでトドメを指すような痛みに)

2/26 ランオフ (アブローラーなど腹筋メニュー, プッシュアップ)

2/27 ランオフ (体幹トレ 30min.:アブローラー, プランク, ダイアゴナル, ランジウォーク, プッシュアップ)

2/28 ランオフ(アブローラー,プッシュアップ,プランク + 柔軟)

2/29 ランオフ(アブローラー,プッシュアップ,プランク + 柔軟)

3/1 Eペース ビルドアップ走 (5'40" → 4'40") 5.87km  (5'09"/km, 163bpm)

 

2/24の練習

朝目覚めたときに,股関節(背中側)に違和感がありながらも,「今日はハーフマラソンの距離は走りたい」という目標を持っていたので,アップとなる動的ストレッチを念入りに行ってランに入りました。

最初の10kmは特に問題もなくペースを刻めていたのですが,後半硬い地面が股関節にズキズキ響くような感覚に襲われ,「これは少し辛いかも」という痛みに変わっていました。周回コースで,ちょうど折り返した直後ということや約束があったため,ここで止まるわけにもいかず,「これは多分気のせいだ」ということでそのままのペースで走りました。これがよくなかったのだと思います。

特に13kmくらいの河川敷を上る所で痛みは最高潮に達し,これはマズいという感じになりました。そのあとは微妙な違和感はあるが,何とか走れそう,特にラストの2kmは余裕があったので,最後は刺激を入れて終わりにしようとなぜかその場では思ったので,流しを入れて終わりにしようとなりました。これが決定的によろしくない選択でした。

こう違和感がある中で流しを入れると,当然脚には負荷はかかり...終わってからロボットのような歩き方になりました。でもスピード入れて気持ちよく終わりたいという心理がそのときにはありました。その日は友人たちとランチに行ったのですが,明らかな歩様がおかしいという指摘を受けましたし,上りの階段がかなり辛かったです。その後,ウォーキングをしていく中で,元のように歩けるようになったので,とりあえずその日は安静しておくようにしました。

 

2/25の練習

朝起きると,かなり股関節に痛みがあり,仕事をしているときは問題がなかったのですが,ストレッチをしながら,今日は走れるかな走れるかなと不安になっていました。お昼ごろになると,痛みはほとんどなくなっていたので,今日は無理のないようにトレッドミルにしようということで,ジムで軽くエアロバイクでアップをしてから,傾斜3%でトレッドミルを使いました。無理のないようキロ5分の設定で。使用しているジムは30分で強制的にクールダウンに入る設定になっているので,30分走って3分リカバリー,それから30分走ろうと思っていました。最初30分走ったときに,軽く痛みはあるものの,まだ走れるかなという感覚でした。ところが,リカバリーを終えて再度走り始めるとものの5分ほどで痛みが強くなり,10分近くになったところで「これは無理」となり強制終了しました。

 

その後が大変で,歩くのもままならない状態になり,仕事へ行くのも駆け足すらできない状況で,歩様も不自然で,とても走れる状態にはなく,整骨院を受診し,電気治療などを受けて少し回復しました。ここで2/28に試運転で走れるかなと思ったのですが,500mも走れず,全くダメだったので,痛みが治ってからランニングを再開することにしました。ちなみにトレーニング後の痛みの度合いを主観で表すと(10がMax. 1がMin.とします)

24日 8→ 25日 10 → 26日 9 → 27日 5→ 28日 7 → 29日 3 → 1日 1

今回の痛みについては,最初の2/24の朝起きた時の「違和感」で不安の芽を摘んでおけばこんなことにはならなかったということに尽きます。

距離を減らす,負荷を下げる...練習をするにしても,選択肢はいろいろとありました。

恐らく,2/24の練習でハーフの距離を走り,WSを入れてしまった原因としては,先週,10km程度の練習しかしておらず,調子も良かったので

www.marathon-tojisya.com

どうしてもロングで刺激を入れておきたいという心理があったのだと思います。また,翌日に違和感が残る中でさらに自分を痛めつけることをしてしまったのが悪化の要因であることはいうまでもありません。また,中止が発表されましたが,とくしまマラソンを本命にしていたので,(2/28の中止発表までは)強度の高い練習を入れたかったという心理もありました。

www.topics.or.jp

つい無理をしてしまうというのはランナーあるあるなのかもしれませんが,この心理にはくれぐれも注意しなければならないということで今回学びました。

さて,3/1の練習で回復が見られたので,試運転で走ってみましたが,走れるものは走れるが,まだ痛みはあるかなという感じでした。なので今週の基本方針は,

  • 少しでも違和感が強くなったら練習をやめる
  • (当たり前のことだけど)スピード練習はしない
  • 上半身を鍛えること,柔軟を強化することをメインとする

ということで,無理禁で頑張っていきたいと思います。体幹レーニングを行う良いきっかけだということで,ポジティブに捉えていきます。