マラソンの当事者研究

令和(2019年5月)から本格的にマラソンを始めた30代男による練習・レース記録および考察・内省の記録です。

【週報】しんどい時は視点を広げて過去の自分から今を見つめる(220131〜220206)

 

 

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走った後のご褒美。いつものところ(店名は出さない)

 記録を習慣化することの利点の一つとして、過去に何を考えていたかがわかることがあります。簡単な記録でも良いので、今日の走りがどうだったか、どういった点が良かったか、どういった点での改善が望めるか、など調子の波を可視化できると良いと思います。ある程度習慣化していくと、どういった好調・不調のパターンがあるか、そうしたクセに気づくことができ、たとえ調子が出なく落ち込んでも「今はその時」と認めることができると私は考えます。ですので、記憶が新鮮なうちに(可能であればその日のうちに)一度振り返って思い出して痕跡をつくることをおすすめしています。この週報はある程度時間差でいつも投稿していますが(すみません怠惰です)、一度アウトプットしておくと意外と思い出せるようになるので、最初の鮮度が大切だと思っています。これが私が走ったら毎日走った記録をツイートする理由の一つです。

 また、しんどい時はしんどいという「今」に視点が行きがちですが、そんな時に過去の自分と比較して、視点を「今」から離すと楽になる時があります。こうしたメリットがあるため、私は記録を取り続けているのです。

今週の記録

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走りとしては十分。また左膝の調子が良くない。

ダイジェスト:まん延防止等重点措置のため、人に多く出くわす場面を極力回避している昨今。木曜日にファルトレク(Fartlek)を試してみました。日曜日の練習では、早朝練習も影響してか左膝の調子が良くなく、思うような練習ができませんでした。

1/31(月)

60' bike + 体幹レーニン

 1/29(土)に30kmをAvg. 3'58"のペースで走り疲労感はそこまで感じられなかったので、クロストレーニングと体幹レーニングを行いました。いつもは月曜は大抵OFFですがこの日は身体を動かしたい気分でした。

2/1(火)

シューズ:adidas adizero Boston 10

 レース用のシューズadidas adizero adios Pro 2の練習用として履いているBoston 10は楽にスピードが出せ、サブ3までならこのシューズで全然達成できるだろうなと思うくらいには良いシューズだと思います😊この日は疲労感が少なかったため、60分があっという間に感じられました。

 *プランBの方は、開催できないのではと思いましたが、2/4(金)に開催予定であることが発表されました。少しでも疑ってしまい、かすみがうらマラソンの関係の皆様申し訳ございませんでした。ということで、プランBは生存!

2/2(水)

シューズ:Nike Pegasus 37

 仕事が長引いてしまったため、22時を超えてからのスタート。疲れがひどく、この日は走り終わってお風呂だけ入ってすぐに眠りました。

2/3(木)

シューズ:HOKA ONE ONE Rocket X

 人との接触を回避するため、いつもの練習場所への移動を諦め自宅付近のいつものコースでの練習。自宅付近のコースは坂しかないために、Thresholdのような練習ができません。ですので、心理的負荷がそこまでかからずかつ心肺機能を高める練習としてFartlekを選択しました。1分インターバル程度の強度で走り、1分Easyペースで繋ぐ、これを20セット行いました。とはいえ、坂路は傾斜が10%程度ある箇所もあるので、上りはMarathonペース(4'00")くらいまででも良いとしました。ただ、Fartlekはそもそもペースに依存せずに走る練習であるため、ラップの表示は気にせず音楽を聴きながら黙々と走りました。

 割と楽しい練習であったため、気分転換の練習としてちょうど良いなと感じました。

2/4(金)

シューズ:adidas adizero Boston 10

 良いペースで走れましたが、ストレスがあって速くなったとも。

2/5(土)

シューズ:asics GT-2000 9

 疲労回復が中心。この日は仕事であったため、無理せず。明日にしっかり走ると決めて最初からゆったりと走りました。

2/6(日)

シューズ:adidas adizero adios Pro

 人を避けるために始発電車に乗って、誰もいない公園で黙々とEMEME。この日は終始調子が良くなく、1回目のMarathonペースから動きが悪く、「終わるのが待ち遠しい」Thresholdペースでの練習のような感覚に陥りました。2回目は寒さに加えて左膝も引っかかる感覚があり、これは良くないと思い上着を羽織り、ジャージも履きましたが、今日はやめようかなと思うほどには動きが悪かったです。Qトレーニングとしてはかろうじてやり切ったという達成感はありましたが、基本的にはダメな練習でした。

全体の内省

  1. 走りながら治すと言いながらも左脚、特に膝に負担のかかる練習をしている
  2. 全体的に不調のパターンに陥っているので、一度立て直す期間を設ける必要がありそう。

 いずれにせよ、左膝が痛かったり痛くなかったりしているので、この違和感をとらないことには先に進めないなと思い、翌週はjog中心で組み立てようと思ったのでした。過去の記録から省察するに、一度軽めのメニューで整えた方が後々の練習がうまくいくだろうと仮説を立ててみました。また、翌週は仕事が忙しくなりそうなのもあったため、疲労を抱えた状態でQトレーニングをするのも、プラスには働かないだろうと考察した次第です。

 次週は無理しません。

余談

 やや自己啓発的な書物で恐縮ですが、最近以下の本を読みました。

 端的にいえば、習慣化をすることで得られるメリットや方法がずらーと述べられている本なのですが、この本の中で、エリウド・キプチョゲ選手の例が紹介されていました。クリア氏の記述によれば、キプチョゲ選手は、練習すればメモに残し、改善できる点を探すといいます。

 なお、キプチョゲ選手もこの本を一押ししていました。

 キプチョゲ選手ですらさらに高みを目指して小さな改善点を探すわけですが、市民ランナーレベルでもこうした小さな改善を見つける姿勢は真似したいものですね!