マラソンの当事者研究

令和(2019年5月)から本格的にマラソンを始めた30代男による練習・レース記録および考察・内省の記録です。

練習の振り返りにも質を 練習記録 (200824〜200830)

突然ですが...

ランニングトレーニングにおいて,例えばインターバル走やレペティション,閾値走などの目的やトレーニング方法について紹介されているウェブサイト(個人ブログなどを含む)は数多あると思います。しかしながら練習の振り返りについて,その方法論などについて紹介されているウェブサイトは多くないように思われます。

本ブログでは,振り返り(専門的には,内省/省察/リフレクション)を通して,自身の成長(衰退?)プロセスを可視化することを主としていますが,振り返りを行うことにより,様々な効用があるように思われます。例えば...

  • 失敗・成功パターンを見出すことができる
  • 自分自身の比較・成長を見返すことができる
  • 継続をすることで自分に合った練習メニューが見えてくる

といったことが挙げられるのではないかと考えます。一つずつ説明していきます。

失敗・成功パターンを見出すことができる

これについては,故障を例にあげると,故障をした時にどのような状況であったか(どんな練習?どんな時間帯?どんな靴を履いていた?どんな予兆があった?)を記述することにより,同じ轍を踏まないように気を付けることができるといった効果が振り返りから期待できます。

その逆もあり,成功した時の状況を振り返り,再現性を持てるように記録を残しておくことで,自身のレベルアップにつなげることができるのではないかと考えます。

自分自身の比較・成長を見返すことができる

伸び悩んでいる時に,過去の自分を見返すように私はしているのですが,過去の自分と対峙することで,慰めになることがあります。うまくいかない時,ついつい他人と比較してしまって余計に落ち込んでしまうことがないでしょうか。そうした時に,過去の自分と向き合うことで,自分はまだまだ成長できる。そうした実感を持つことができる場合があります。

継続をすることで自分に合った練習メニューが見えてくる

失敗パターンの事例と似たようなことですが,練習中に感じたことを記録することで,うまくいくパターン,いかないパターンが見えることがあります。事実を残すのではなく,その練習の中で何を感じたか,どういう困難があったかを残すことで,練習の質・強度を自分の中で良い具合に調整できるようになるといった効用があるのではないかと考えます。

振り返りがなく(乏しく),実情に合わない練習をして故障するランナーを見かけます。記述の可視化を通して,自分を客観的に見つめる*1機会があれば,故障を防ぐことができ,より速く走れるのではないか,そんなことを思った次第です。

振り返りの質が上がれば,練習の質も上がる 私はそう思います。

今週の練習

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レースもあり緩めの調整となっています。

 

8/24(月)

ギア 朝:Pegasus 34,夜:adizero RC

 

8/25(火) 休足

HIIT,体幹レーニング(ケトルベル,プランクなどを行いました)

 

8/26(水)

ギア 朝:Pegasus 36,夜:Pegasus Turbo 2

夜の当初の予定は,クルーズインターバルでしたが,閾値走の際,後ろから集団に煽られるような格好となり,そこで集中が途切れてしまいました。そこで,練習メニューを変更して,サラザール式のインターバルを急遽取り入れたのですが,良い感じで追い込めました。なお,サラザール式のインターバルについては以下のページを参照。

www.podiumrunner.com

300mとしているのは,400mよりもスピードが出せるからで,

またこの300×7の7が大事なのだそう(10に増やせば良いというものではないらしい)。

ラストは全力疾走(all out)に近い形が良いみたいで,2週間に1回やると良いとのことです。リカバリーが300mjogと緩いので,普段の練習だけでなくポイント練習のアクセントとして入れても良さそうですね。

なお,このインターバル中にかなりシューズのスレが起こりましたが,インターバルとPegasus Turbo 2の相性がどうも悪そうです。adizero Japan 5の方で実施した方が良いかな。

 

8/27 (木)

ギア:朝,夜ともに Nike Odyssey React 2 Flyknit

回復したい時はクッションの良いものを使います。React Formがお気に入りです。翌日それから土曜日のレースにつなぐための疲労抜きでした。

 

8/28 (金)

ギア 朝:adizero Boston 8,夜:adizero Japan 5

自分で納得できる形で調整ができました。

 

8/29 (土)

このレースの振り返りは

www.marathon-tojisya.com

 

8/30 (日)

ギア 朝:Nike Odyssey React 2 Flyknit,夜:Nike React Infinity Run

記録に残しておくと,Garminでメンテナンスが行われていたこともわかる(笑)

ナイキのインフィニティランはふかふかしていて,全体的なホールド感も自分好みです。LSDや回復ジョグで積極的に使っていきたいところです。なお,右腿に疲れがあるのですが,どうやら,走る時に右に負荷がかかっているのかもしれません。 レースでそれが顕著に出てしまっているような気がします。

全体の内省

  • 10kmのPB更新は嬉しい
  • その裏には狙った練習の継続がある
  • かなり疲労が蓄積されている

10kmのPB更新については既報ですが,5km(5000mトラック)に続いての立て続けの更新ですので,自信につながっています。ただし,満足できていないのも事実で,10kmですと37分台前半,5kmですと17分台は9月10月でクリアできるレベルに到達したいと考えています。そのための練習計画を自分なりに模索したいです。

10kmの記録更新には,閾値走の効果があったと以前書いたのですが,練習の継続そしてどうだったかを記録に残したことが大きいように思います。

その裏では,かなり追い込んだ練習を続けてきたので,夏の疲労感といったものが出てきているのかなと思います。現にこれを書いている(9/1)も夏バテのような怠さが出ています。

さて,今週末は5000mと1500mのレースに出場するのですが,そこに向けて今週は疲労を抜くなどまた体調を整えて,秋に向けて良いスタートを切っていきたいところです。

*1:メタ認知と言いますね