マラソンの当事者研究

令和(2019年5月)から本格的にマラソンを始めた30代男による練習・レース記録および考察・内省の記録です。

ジョグのペースを見直しています 練習記録 (200907〜200913)

先週の練習とレースで膝が不調のため,今回は軽めの調整にしています。

www.marathon-tojisya.com

ジョグのこと

その中で,膝の負担を考慮しながら,良い機会だなと思ってジョグのペースを見直しています。

12月にフルマラソンをエントリーしているのですが,ちょうど3ヶ月ということを考えると,基礎を作る時期でありますし,スピードを出すよりも,ゆっくりでも確実に距離を踏むことが重要なのかなと思っています。

振り返ってみると,ここ最近は目標としているフルマラソン2時間50分のVDOTから換算し,普段のジョグは大体4'45"/km(Eペース少し速いめ)のランニングになることが多かったです(時には,Eペース上限の4'35"/km付近になることも)。しかし,自分が走っているコースが起伏の激しいコース(2kmで100mくらい高度上昇する箇所があるコース)であることもあり,このペースは正直しんどいと思うことが多々ありました。実際のところ最近疲れを感じることも多いです。

そこでしばらくの方針として,暑さがなくなってきたものの,ジョグは少しゆったりで走ろうと思い,今回はそれを試してみています。

ちなみに,そのジョグについてはScience Running Labさんの記事を読んで腑に落ちるところがあったので,ご紹介します。

rslab.tokyo

●基礎作りの時期(レース前の3ヶ月間)
距離:長い
時間:長い
速度:比較的ゆっくり (上記ウェブページより引用)

比較的ゆっくりというのがどれくらいなのかは判然としませんが,そこは自分で試しながら折り合いを付けていきたいところです。

 

ちなみにjogが75%の根拠自体は書かれていませんが,Polarized Training(低強度75%程度・中強度(e.g. ペースランニング)5%程度・高強度(e.g. インターバル)20%程度のトレーニング)の知見を踏まえているのではないかと思いました(数字は色々あるみたいです)。私自身最近このトレーニング方法を知ったのですが,一つ例を挙げてみます。

Muñoz et al. (2014) 

www.researchgate.net

一言で表すと,実験の結果,Polarized Trainingで練習した方が,中強度の練習を重視して練習するよりも,10kmのパフォーマンスがより向上するかもよ,という話です*1。強度の割合が大事だよという話ですが,こうした知見は持っていて損はないと思います。

今週の練習

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疲労が取れない今日この頃です

9/7 (月)

完全休養 (疲れが溜まっていたので,プランクのみでした)

9/8 (火)

ギア:Nike React Infinity Run

9/9 (水)

ギア:Pegasus 36

ここ最近ですと,水曜日はポイント練習でしたが,できなくはないにせよリスクが高かったため,回避しました。

9/10 (木)

ギア:Nike Odyssey React Flyknit 2

週の前半は,膝の負担も考慮しクッション性の高いシューズを履いていました。

9/11 (金)

ギア:adizero Boston 8

痛みがなかったので,薄底のBoston 8に戻しました。

9/12 (土)

仕事の疲れもあり,朝起きられずクロストレーニングにしました。今本業の研究の方でいろいろ締め切りを抱えていて切羽詰まっていたため(涙),気分転換に行ってきました。これはありだと思いました。

9/13 (日)

ギア:Pegasus Turbo 2(メイン練習),adizero Boston 8(Up jogのみ)

一人では絶対にやらない練習を二人で行いました。4set目で落ちたのは膝がピキっとなる感じがあったので,念のため。でも,呼吸も乱れていたので完遂は難しかったかも。良い練習でした。また,練習に関するご意見(「同じ練習を繰り返すことが大事」,「強度高すぎかも」)もいただき,本当に良い時間になりました。Thanks, Mr. H.

全体の内省

  • ランナー膝の症状は完全に消失
  • 気分転換のクロストレーニングは案外良かった
  • しばらくこのジョグはゆったりめのジョグで

今週は,意図して強度を下げましたが,嫌な違和感だったランナー膝の症状がなくなりホッとしています。とはいえ,まだ膝が万全ではなく,日曜のポイント練では頑張りすぎました。強度には引き続き気をつけたいと思います。

また,クロストレーニング(バイク)を入れたことが疲労感の軽減にも繋がり,ジムでただ漕ぐトレーニングとは全然違う爽快感を味わうことができました。たまには良いのかもしれませんね。

ジョグのペースに会話ができるくらいがちょうど良いとも聞いたことがありますが,キロ5くらいだとそれができそうです。それなら大分余裕があります。あと気分が良いからといってついついペースが上がり,脚全体に負担をかけることがあるので,その点に気をつけたいところです。

*1:あくまで一つの実験結果なので,「かもよ」としか表していません。たった一つの研究で言えることは極々わずかですので。