マラソンの当事者研究

令和(2019年5月)から本格的にマラソンを始めた30代男による練習・レース記録および考察・内省の記録です。

良い天候で走れるとは限らない 練習記録 (200608〜200614)

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2019北海道マラソンは雨スタートでした

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2019つくばマラソンは紛うことなき雨スタートでした

このように,良い天気で走れるとは限らないのがマラソンです。お前さては雨男だなと言われそうですが,もちろんたまたま雨の例を紹介しているだけです。

梅雨は,そうした雨対策(シャワーラン)を実践するチャンス。というより夏でないと身体が冷えやすくなるので,今こそ!という感じ。

皆さんは何を用意されていますでしょうか?私の場合は

  • ワセリン (撥水性,摩擦対策)
  • キャップ (視界確保)
  • サングラス(キャップでかばいきれない分をフォロー)
  • 5本指ソックス(指同士の摩擦が通常タイプよりも少ないため皮膚へのダメージを緩和できる)
  • グリップの良いシューズ(adizeroはイイぞ)
  • (レースの時)防水スプレー
  • (レースの時)ビニール袋
  • (夏以外・レースの時)ポンチョ

 

を用意します。

こういうのは少し調べればいくらでもでてくる情報かなとは思いますので,二つ失敗談を。

一つ目はビニール袋について。

これはシューズを守るために使うものなのですが,雨対策だけでなく,汚れ対策にも繋がります。これは上記のつくばマラソンを走った際,荷物預かり所がグラウンドだったのですが,雨で地面がドロドロになっており,ビニールを用意していなかったため,お陰で大切なレースシューズが洗っても取りきれないほどの泥まみれになったことがあったのです。悲しい。。。

また二つ目のポンチョについて。

雨が降りそうだと想定があれば,事前に入手しておきましょうという話です。現地調達だと同じことを考えている人がいて,案の定,会場周辺の100均では見つからず,何軒も梯子し,体力を消耗するという事態が起こりました。

このように,事前の準備を怠ることで,精神的ダメージ,肉体的ダメージを受けることがあります。雨が降らないのが一番ですが,こういう事象が起こることも頭に入れておくと良いのかなと思います。

 

走りについては,雨の中の練習でメリットというのは正直あまりないですが

いつもと違う景色が見えるだとか,メンタルを鍛えられるとか,夏だとクールダウンにつながるとか,雨の中走っている自分,変態だな,ハハハみたいな謎の全能感を味わえるとかくらいでしょうか... (書いてみるとないことはないですね)。

レース本番はどんなコンディションで走れるかわかりませんから(もちろん,安全に気をつけて),いざそういう場面に遭遇した時に,自信を持てるように。

少しの雨でレストしちゃうのは勿体ないです。今こそ。

今週の練習

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シャワーラン 7分の4!

■ 6/8 朝:ゆるジョグ (30') 5.54km (5'33"/km) Odyssey React 2 Flyknit / 26℃

夜:Eペース+WS(坂路100*3) 5.64km (5'50"/km, 159bpm)  Pegasus 36 / 24℃

→ 脚の状態は良かったものの,気分が悪く夜は早々に切り上げ
原因:① 湿気; ② 寝不足; ③ セット練の疲労; ④ 暑い中の窓を締め切ったままの作業

 

■ 6/9 筋トレ + ヨガ (休脚)
→ ヨガについては,関節の緩め方や肩甲骨を意識したものがメインで,取り入れてみたいポーズがたくさんありました。また左右差があるという実感を持つことができました。詳しくは以下のMasakoさんのTwitterを参照のこと。

 

■ 6/10 朝:ビルドアップ走(30’) 6.01km (5'08"/km) Pegasus 34
夜: 【シャワーラン】 SIT Up 1.5km→(坂路 All out =30”+ r=2’)×6 sets→ Down 2.5km (All out区間は ave. 3'20"/km = 150m) adizero Japan 4 / いずれも25℃

→ 湿度が高く,Eペースジョグは早々に諦める。前日の休足が効いており,出力はバッチリ。

 

■ 6/11 【いずれもシャワーラン】
朝:ゆるジョグ(30’) 5.30km (5'41"/km) Odyssey React 2 Flyknit / 24℃
夜:#Eペース(50’)+WS(坂路100*3)11.25km (5'07"/km, 143bpm) Pegasus 34 / 23℃

→ 今日も生憎の雨で,徐行運転(Epace下限)でのラン。昨日のSITで脚が重くなっていたのと,風も強かったため,忍耐力を鍛えるのに良かった◎ 膝の動きが確実によくなっている。

 

■ 6/12 【いずれもシャワーラン】
朝:ゆるジョグ(30’) 5.53km (5'26"/km) Odyssey React 2 Flyknit / 25℃
夜:Eペース [ビルドアップ走 (30’)]+WS(坂路100*3) 6.64km (4'46"/km, 154bpm) Pegasus 36 / 24℃ 

→ かなり余裕で走れている感じ。特に蹴り上げずに自然と走れる感覚があり,状態の良さを感じることができた。

 

■ 6/13【シャワーラン】
Up(10’)+WS(100*3)→ 1500mTT (5'02"7)→Down(10’)+WS(100*3) adizero Japan 5

→ 小雨の時間帯を狙ってのチャレンジ。前回ラストを上げることができなかったので,意地でも上げて終わることを目標にし,前回より1.2秒短縮。粘りが足りないので,レペティション系のトレーニングが必要か。まず5分を切らないと来季の目標からは話にならないレベル。

前回のチャレンジは

www.marathon-tojisya.com

2週間前に5分切るって書いてる。。。有言不実行でした。。。 

 

■ 6/14 幻のセット練習

Eペース(60’) 13.04km (4'48"/km, 157bpm) adizero Boston 8 / 26℃
→ 湿気が高く,かつ予想外に晴れてしまったこと,さらに海沿いは猛烈な風ということで早々に心を折られる。セット練習のテイで100’ジョグのつもりが,開始10分で走るのを後悔するレベル。昨日のスピ練での脚の重みもあり,60分でのDNF。走りは情けなかった。。。

 

全体の内省

  • 雨の中だから苦しいということはなく,新鮮味があり楽しかった
  • スピードはまだまだ,持久力もまだまだ
  • 気温が上昇していることもあり,まずは暑熱順化を

雨の中での練習は日々の練習のスパイスともなり,マンネリ化している練習への対策にもつながるような気がしました。雨が降っている時は短時間のメニューでという思考も働くので,久しぶりにSprint Interval Training(SIT)を行うこともできました。

とはいえ,スピードがついているかと言えばそうではなく,2週間前の1500mTTから1秒短縮できましたが,5分を切れていないという事実が目の前にはあります。そこをどう乗り越えるかを,実践していかないといけません。SITやWS,レペティション系のインターバルも取り入れていきたいですし,また粘り込みが足りないので,1kmのロングインターバルや閾値走も織り交ぜて,レベルアップを図りたいところです。