マラソンの当事者研究

令和(2019年5月)から本格的にマラソンを始めた30代男による練習・レース記録および考察・内省の記録です。

【大会記録】第97回アマガサキタイムトライアル(ATT) 1500m

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夕方からの開催。夏場は助かります。

 2021年7月3日(土)に尼崎市 ベイコム陸上競技場で行われました、第97回ATTのレースレポートです。2021年度 初のトラックレースです。今回は、キッズの1000m、女性限定の1500m(織姫)、一線級揃いの1500m(彦星GP)と七夕に因んだ企画で見ている方も楽しめました。また、キッズの1000mや織姫は、草の根的な活動として、いろんな人にトラック競技に親しんでもらおうという企画で、運営側の創意工夫が感じられました。運営いつもありがとうございます。

なお、次回は10月で、100回目は2022年3月6日(日)と決まっているとのこと。

 

 

このレースに至るまで

 『ダニエルズのランニング・フォーミュラ』(ダニエルズ, 2016)の理論に基づく練習メニューを自分なりに咀嚼して練習を組み立てていて、5月〜6月中旬にかけてはスピード強化(およびランニングエコノミーの改善)を図ってきました*1

 

 

練習の記録(6月途中から)

https://drive.google.com/file/d/1QFbPCIlg3kGLQ1D5Irvh2vDil7dcXZl7/view?usp=sharing
*月間走行距離は300〜350kmくらい


 動きのキレが出てきたところでトラックレースに出たいと思うも、緊急事態宣言に伴うレースの中止やクリック合戦に勝つことができず、ようやく出られたのが今回の大会。1500mではなく、5000m〜10000mの練習をしていたのですが、今なら1500でも結果が出るはずと思い、クリック合戦に参戦し、出走権を勝ち取ることができました。

レース当日

 自分のレースは4組(夜の19:45〜)のレースだったため、お昼はゆっくり目に14時前にとりました。

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らーめん 会 (ハーバーランド) 個人的には神戸で一番だと思っています。

 そこから17時半くらいまで喫茶店で仕事をして、18時半前には会場に到着。丁度、キッズたちが1000mを走っていました*2

 そこから軽く3kmほどjogをして、軽く流しで状態を確認して、今日は調子が良いことを確認。ドキドキしながら、前の組を見届けます。

装備

  • ウェア(上):シングレット(adidas)
  • ウェア(下):ハーフタイツ(2XU)
  • ソックス:Tabio
  • シューズ:adidas adizero adios Pro

adios Proは厚底でトラックの公認ですとアウトですが、非公認ですのでそれならばと使いました。今年のマラソンはこの子と走りたいので、扱いに慣れたいという意味合いもありまして。

レース

 最終コールの前に流しを3本入れて、選手紹介へ。今回は、タイム設定が4’50”〜4’40”の組で、自分の設定は一応4’50”で願わくば4’45”と思っていました。

 ここからはサクッと。1周(400m)は75秒で押していくプランで想定していましたが、最初の400は74秒。位置取りで速い入りになったものの、それは想定内。2番手につけて楽をさせてもらう作戦を取りました。

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2番手を確保。加工しているためわかりにくいですが、綺麗な一団となっています。

写真:ミヤノシタスポーツ


 2周目はペースが落ち着き76秒少しまで下がっていたので、前に出ようかと考えたものの、我慢して溜めていました。ただ、3周目で明らかにペースが落ちたと思ったので、1000m地点で先頭に出て、後ろの出を伺うことに。この時点でキツいけれど、あと1周、まず自己ベストは間違いないと思い、あとはどれだけ脚が持つか、それだけでした。
 鐘が鳴って、800m-1200mは76秒、ほぼ同じペース。プランでは残り300mから上げていく予定で考えていました。しかし、そうは問屋が卸さずで手が痺れ上半身が辛くなり、上げきれずに後ろに簡単に捕まりました。結果ズルズル後退しての5着となりました。ペース維持で精一杯だったかなと思います。とは言え、PBは大幅に更新できました。

結果

 

*これまでの自己ベスト:4’55” (2020/9)
*1年前の同時期のレース:4’58” (2020/7)

ということで、PBを10秒更新することができました!


 レース後はTwitterのフォロワーさんの応援に回り、終了後はダウンジョグをしながら談笑しました。

全体の内省

  • 目標タイムは概ね達成
  • 展開もほぼほぼ想定した展開で進めることができた
  • 仕掛けが早かった?

 自己評価は80点の出来です。自分自身のレベルはまだまだですが、従来の記録を10秒更新できたことは素直に嬉しかったです。展開にも恵まれて、途中まで引っ張ってもらう形となり、冷静になれたことが好結果に結びついたと分析しています。

 ただ、過信していたわけではないのですが、1000mを過ぎたところで行った方が良いと思い、前に出たのは少し早仕掛けだったかもしれません。「1500mはラストの300mが勝負」だとランニング素人の私は聞いたことがあります。実際、残り300mで一気に後ろに飲み込まれて、全く抵抗できませんでした。ラスト300mまで我慢して、上げることができたかどうかは定かではないのですが、駆け引きで勿体ないことをしてしまった可能性があります。次回1500mに出る際は、その点にくれぐれも気を付けようと思います。

今後について

 今後については、前述のダニエルズ(2016)を参考に、特にインターバルの練習が苦手なので、個人で追い込んだり、練習会を利用しながら、最大酸素摂取量(VO2Max)の引き上げを図ります。トラック競技では9月の公認記録会(5000m)をポイントとし、そこで17分台前半を目標にしています。練習の方向性は間違っていないと思うので、自分を信じて、故障に気をつけて、取り組んでいきたいところです。

 そして、中期的には11月14日のおかやまマラソンに照準を絞り、9月以降マラソンメニューにシフトしていきたいと思っていきたいと計画しています。

 

 今回のレースは自信のつくレースでした。しばらくモチベーション高く頑張れそうです。ありがとうございました!

*1:ダニエルズ信者なのでしつこい提示、ご容赦を。笑

*2:キッズと言えども、速い子だと1000mを3分半ちょいで走ってしまうのだからすごい!