マラソンの当事者研究

令和(2019年5月)から本格的にマラソンを始めた30代男による練習・レース記録および考察・内省の記録です。

【大会記録】神戸市長距離記録会 5000m (2021/10/8)

 2021年10月8日にユニバー記念競技場で行われました、2021年度第3回神戸市長距離記録会のレポートです。平日の夜開催で、仕事帰りに走ってきました。

このレースに至るまで(背景)

 8月の終わりから兵庫県では緊急事態宣言が発令され、当初9月中旬に予定されていた神戸市長距離記録会は延期、そして中止に。緊急事態宣言の影響により様々な予定がキャンセルとなった中で、力だめしする場が欲しかったため、今回10月の記録会を選択しました。この間9/20にワクチン接種の2回目を終え、そこから1週間もすれば元のように走れると1回目の感覚から思っていたのですが、副反応が思ったより強く、1週間は1km6分で走るのが精一杯。その後も心拍が10〜15ほど高い状態が続きました。おそらくネガティブな情報に触れていたせいもありますが、ストレスや忙しさが重なり不眠症状も出現、ポイント練習といったところではありませんでした。

 ようやくまともに走れそうかな?と思ったきっかけがワクチン接種から2週間近くが経ってから。10/3のことでしたが、この日はロンドンマラソンのヴァーチャルレースで42.195kmを走りました。これは半年以上前から計画していたことでどうしても海外のマラソンのメダルが欲しいなぁと思っていたことなのでやむなし。記録会の5日前にもかかわらず走りました。

 そのあとポイント練習を入れないままこの記録会に臨むことになりましたが、可能な限りこの記録会に疲労が残らないようゆっくり走り、主観的な疲労感はほぼなかったので、この「フルマラソン」が今回の記録会に影響したとは思っていません。最初に記録として残しておきます。走れそうだという感覚を持って記録会に臨むことができました。

 練習の強度については、上記のワクチン接種のことがあり、2週間ほどまともなポイント練習がほとんどできていませんでしたが、それ以前ですと

 LT:6kmを3'40"ペース

 Intervals:1000m×5本(間を2分ほど)を3'25"ペース でこなせていました。

 5000mの記録会に出場したのは奇しくも去年と同じ時期のこの記録会。その時と比較して以降は書いてみたいと思います。

www.marathon-tojisya.com

装備

ウェア(上):シングレット(2XU)
ウェア(下):コンプレッションタイツ(2XU)
ソックス:コンプレッションソックス(2XU)
シューズ:DESCENTE GENTEN-EL
キャップ:FEELCAP
 公認の記録会なので、薄底のシューズです。また、スパイクを履きこなせるほど脚ができているとは思えないので、カーボン入りの薄底シューズ、GENTEN-ELを用いました。なお、去年の同じ記録会でもGENTEN-ELを使用して走っています。

レース前の記録と目標

 前回の記録が、17'48"ということもあり、最低でも自己ベストは更新したいと考えていました。↓ 当時のツイート

 実際のところは、17'30"が目標。1周○秒で考える、というより1000m3'30"で回ることを考えていました。

レース前

 勤務が終了して、レース2時間ほど前に一度自宅に戻り、ゆっくりするつもりでしたが落ち着きがなかったように思います。レース1時間ほど前に会場入りし、2kmほどjogをして、流しを3本します。体の不調も特になく、夜の記録会、気温は25℃。昨年の台風というコンディションからすれば素晴らしいコンディションだと言えます。逆に言えば、言い訳ができないコンディションでした。

 1次招集後に今回はレッドブルを飲んで整えました。陸上選手の中にもレース前にエナジードリンクを飲まれるのを見聞きしていたので、一度試してみたいと思い、試しに飲んでみました。おかげで集中してレースには臨めたと思います。レース開始5分ほど前に流しを3本入れて緊張しながら号砲を待ちます。

レース

 前述の通り、17'30"を目標としていたため、1000mを3'25"〜3'30"で入りたいなと思っていました。

〜3000m (3’25”-3’31”-3’31”)

 スタートは内側のレーンでしたが、インコースはポジションの奪い合いで高校生とぶつかりながら、最初の200mを通過します。走った感じは体の不調がないため、良い感じで走ることができました。

 できるだけコースロスを減らしたかったので、インコースを走るようにしたのですが、今回は集団が形成されていて、3000までは集団の力を借りながら落ち着いて走ることができました。

 2000〜3000については、飛ばしていた選手がズルズル後退しているのをひたすら抜く区間。1年前はここがとても苦しかったのですが、今回はまだ余裕がありました。3000mまでは17'30"に向けて貯金がある状況で、4000まで耐えて最後上げようと思っていました。

3000m〜4000m(3’34”)

 3000mからの3周が一番苦しいところ。ここで集団が崩れ、ズルズル後退していったところで私は単独走となりました。「目標物」がなく苦しい状態でした。3800mを通過したところでは、脚が残っておらず打ち上がったなぁという感覚でした。

4000m〜5000m (3’40”)

 大失速。ラスト2周は上げるどころか脚が残っていませんでした。後ろから上がってくる選手に何とか食らいつこうと思いましたが、高校生にあっという間に抜かれ、いなくなってしまいました。何とか気持ちを切らさないように脚と腕を動かそうと必死でした。

 ラスト1周で、自己ベスト更新を確信しましたが、結果的には17'30"にはカスりもせず、ショックの残る結果となりました。

結果

 自己ベストは5秒更新できましたが、前回の暴風の中のレースを思うと、自己評価は10点くらい。それくらいモヤモヤの残る結果でした。

全体の内省

今回の改善すべきところ

  • スピード持続

 ここ最近のレースでの課題がそこかなと思います。時にビルドダウンするケースばかりでレース後の残尿感というか、悔しさが残るレースが多いです。スピードを持続させるために、LTを改善する練習を週1で入れられる週は入れているのですが、いまいち効果が出ていない気がします。短期間で効果が出るものではないのでしばらくは続けますが、オーバーペースの可能性もありますし、練習方法の再考を迫られているのかもしれません。

 あと、これを嘆いても仕方がありませんが、コロナワクチンによる影響が痛かったです。早く回復ができると思っていた私の見通しが甘かったです。今後3回目を打つことになるのは若干抵抗感がありますね...。

 今回は大変悔しい結果となりました。公認でも非公認でも良いのでどこかでリベンジしたいです✊