マラソンの当事者研究

令和(2019年5月)から本格的にマラソンを始めた30代男による練習・レース記録および考察・内省の記録です。

【大会記録】神戸市長距離記録会 5000m (2020/10/9)

2020年10月9日にユニバー記念競技場で行われました2020年度第3回神戸市長距離記録会*1のレポートおよびリフレクション(振り返り)です。今年度より陸連登録をし,初めての公式の記録会です。チームではなく,単独で参加したので不安な気持ちでしたが,わからないことに関しては親切に運営の方から教えていただきました。また,無観客とは言え,大きな競技場で走ることができ,良い経験ができました。運営に感謝申し上げます。

結果

前回9月の大阪スポーツ祭典(17'56")から1ヶ月ぶりの記録会でしたが,そこからの8秒の更新となりました*2

www.marathon-tojisya.com

前回は33℃,今回は台風14号接近による風雨ということで,タフなコンディションとなりました。

レース前

今回は平日の夜開催で,召集が20時を回っていました。ですので,フルタイムで勤務が終わってからでも一度自宅に戻る余裕がありました。

当日は午後3時ごろに昼食(カレー)を多めに食べ,

レース30分前に顆粒タイプのアミノバリューを摂取しました。

www.otsuka.co.jp

 

初めての記録会でしたので,ソワソワしていましたが,たまたま最近練習会でよくご一緒するKさんに遭遇しお話できたので,気持ちがそこで落ち着いたように思います。

アップは,動的ストレッチを行ってから,1.5kmほど軽く動かしました。この時点ですでに風は強く,「この中を走るのかー」と気が滅入っていました。また,左半身,特に膝に不安があり,今日は(記録更新)厳しいかも,と弱気になっていました。

その後,召集を受け,トラックへ。ユニバーの補助競技場のトラックは入ったことがあったのですが,本体(?)のトラックは初めてでしたので,妙にテンションが上がりました。

最後に流しを100m×3ほど入れてレースに臨みます。

装備

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  • シューズ(DESCENTE GENTEN-EL)
  • コンプレッションソックス(2XU)
  • コンプレッションタイツ(2XU)
  • シングレット(adidas)
  • キャップ(FEELCAP)

トラックでGENTEN-ELを使うのは4回目。最初は反発の良さに脚がついていきませんでしたが,少しずつ慣れてきました。

レース

最高目標は17'30",最低でも自己ベスト17'56"の更新をと申し込みした時は思っていましたが,上述の通りスタート前は弱気になっていました。とりあえず風の影響をまともに受けたくないなと考えていました。ですので,誰かの後ろをとりあえず走れればと思っていました。先に走った前述のKさんからは「向かい風は休憩区間と思ったら良いですよ」というアドバイスをいただき,無理に上げることは考えていませんでした。

400mを何秒というのはあまり考えず走りました。

〜3000m (3’32”-3’33”-3’37”)

スタートは外のレーンから(大半が高校生で私よりも持ち(申告)タイムが圧倒的に良いので,私はタイム順で後ろから数えた方が早かったのです...),最初の100mを通過してインに切り込み,良いペースのランナーを探します。最初の位置取りは冷静だったかと思います。

最初の1000mを通過した時に,体感的には速いと思っていましたが,蓋を開けてみると17'30"ペース(3'30"/km)よりすでに2秒遅れている有様。ここで上げるのは厳しそうだったので,同じペースで様子を見ることにしました。

2000mまでのところは,ペースも落ち着きましたが,横風でバランスを崩しそうになったり,雨ですでにソックスがグチョグチョになり不快感があったり,水溜りが気になったりとフワフワしているような感覚でした。呼吸的にはまだまだ余裕あり。

問題が2000m〜3000mのところ。半分を過ぎたあたりから大分呼吸が乱れていて,集中できていませんでした。また風よけにされていました。笑) ペースをキープできなくはなかったと思いますが,3'37"まで落ちていたのは猛省です。

3000m〜4000m(3’38”)

3000mを過ぎてからは逆に集中ができていたと思います。やはり3000mから4000mは苦しくて,早く終わりたいと思うのですが,意識的に目の前のことだけに集中するように頭の中で言い聞かせていました。前から落ちてくるランナーを拾いながら,この区間は粘れました。この区間で落ち込みが少なかったことが今回の自己ベスト更新につながったと思います。

4000m〜5000m (3’28”)

4000mを過ぎたところで,練習の感覚からまだ追い込めるくらい余裕があったので,ラスト2周は上げていくことにしました。追いかけていた集団も上げていったので,つられた格好でしょうか。これはとてもありがたかったです。ただ最後の向かい風は精神的に苦しかったです。ラストの1周で自己ベスト更新を確信し,あとは自分との戦い。最後は垂れることなく,良いイメージでフィニッシュすることができました。出走後は,脹脛がパンパンでしたが,膝の痛みは(書いている10/10時点でも)思っていたほどはなく,ホッとしました。

内省

今回の改善すべきところ

  • 中間部分のグダグダ
  • 積極性のなさ

2000m〜3000mのところがとにかく悔やまれます。このあたりまでは実力的には落とさずに走れるはずなので,次回までにきちんと修正します。また,17'30"を最高目標としていたのに,完全に弱気になり早々にそれを諦めてしまったので,より自信を持って走れるようになりたいなと思いました。

今回の良かったところ

  • ラストの1000m
  • 風雨の中でも粘り切れた

最後の1000mだけは納得のできる走りができたのは収穫です。エンジンがかかるのが遅過ぎた感はありますが,ラストを良いイメージで終われたのは良いことだと捉えています。また,台風接近に伴い,強風がありましたが大崩れすることなく,自己ベストを更新できたことは少し自信になりました*3

さて,今回はこれから始まるマラソンに向けたスピード強化の成果をみるために走ったものですが,個人的には嬉しさ半分,悔しさ半分というところです。なので,もう一度トラックを使ってみたい気持ちはあります。

ただ,これからの予定としては,10月から11月にかけてハーフマラソンを2本,30kmを1本走り,12月に赤穂義士ラソン(フルマラソン)を走る予定にしていますので,しばらくは予定に組み込まないかもしれません。まずはスタミナ強化が優先でしょうし,それよりも左半身の回復に力を入れた方が良さそうな気がしました。

ということで,初めての長距離記録会でしたが,今後につながる良い機会となりました。最後まで読んでいただきありがとうございました!

*1:第1回は新型コロナウイルス感染症により中止

*2:前回は0コンマまでは測定されていません

*3:気象を言い訳にはしたくありません。今回の記録は自分の実力です。