マラソンの当事者研究

令和(2019年5月)から本格的にマラソンを始めた30代男による練習・レース記録および考察・内省の記録です。

【週報】日誌は線と面でつながる (210705〜210711)

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いつどこで役に立つか分からないので、日誌等記録は残す価値があるのです

 

business.nikkei.com

 上記の興味深い記事を読みました。多田修平選手の日誌に対するエピソードについて触れながら、日誌の効用が触れられています。その中で、記事の著者は以下の通り記述しています。

日誌は「その日を振り返って書く」ものだと考えている人が多いようですが、それは日誌の活用方法の50%に過ぎません。残りの50%は、「前の日に考えること」です。つまりメンタルスキルの「イメージトレーニング」と「予測と準備」のツールとしても日誌は効果を発揮します。 (下線部はこのブログの筆者)

 下線部に書かれていることは、状況を考えてどのように動くか、仮説と検証を行うのに有効であるでしょう。また、予期せぬことが起こった場合にどのように動くか、プランを事前にイメージできていると良いと思いますが、そうした思考訓練にも日誌は有効かと思います。

 また、このエントリーでは、過去の記録が自分の記録を手助けしてくれる例を紹介したいと思います。

今週の練習

7/5 (月)

 体幹レーニングを行なった後、Bikeを50分動画を見ながら漕ぎました。エアコンをつけないと確実に汗だくになってしまいます...

7/6 (火)

シューズ:Nike Pegasus 36

7/7 (水)

シューズ:asics GT-2000 9

 雨は降っていなかったのですが、家からあまり遠くにいるのはよろしくないと思ったため、近くでの練習。結果的に翌日の練習につながったので良かったと思います。

7/8 (木)

シューズ:Hoka One One Rocket X (ポイント練習)/asics EVORIDE (それ以外)

 後述します。

7/9 (金)

シューズ:Nike React Inifinity Run

 脚の付け根、ハムストリングスあたりに重さがある状態で解す程度に走りました。ただ、動きが小さくなっているので、最後に流しを入れた方が良かったでしょうか。

7/10 (土)

シューズ:adidas adizero Boston 8 (朝)/ Nike Pegasus 36 (夜)

 大阪は天王寺での宿泊でしたが、都会ですので久しぶりにマスクを着用して走りました。うーんといった感じですが、致し方なし。朝のほとんど人のいない時間帯ですが、ディープな新世界あたりを走っていると、気持ち身体に力が入るような感じがしました。

 夜はいつものコースで最後は大きく身体を使いながら。

7/11 (日)

シューズ:adidas adizero Pro

 起きた時に、眠気が強く、明らかに疲れが出ているのを感じました。走り始めは雲が広がっていたので、快適に走ることができましたが、日が照ってくると25,6℃程度でも暑さを肌で感じてしまいます。 

 久々にadi"zero" Proを履いて走りましたが、ペースランニングの練習にとても向いていると感じました。履いている時の安定感、このシューズは抜群だと思います。ペースを上げるとカーボンの反発感を感じられるのも良いですね。今や10,000円を切る価格帯でも購入できる時がありますが、それくらいの価格なら、一度お試しで購入してみても良いのではないかと思います!

全体の内省

7/8(木) 3000-2000-1000の練習について

 今回のハイライトは、木曜日に実施した3000-2000-1000の練習。この練習は一度実施したことがあって、どんなペースで走っていたのかな?と思って過去の記録を見返すと、10/29に同じ練習をしていました。

比較をすると

10/29 (木)

10’28”-6’45”-3’15” (20分、15分置き)(気温 15℃, 湿度52%)

 この時は、初めてだったので、3000については要領を得ないまま終わってしまいました。ペースもバラバラで安定感がなく、無駄に体力を消耗してしまうようなビルドアップで終わりました。

7/8 (木)

10’28”-6’48”-3’19” (18分半、12分置き)(気温26℃, 湿度90%)

 一方で7/8については、3000はほぼ10月と同等の練習ができました。練習前に、3000mは3'30"ペースで、と決めていましたので、その通りやり切りました。2000については、リカバリーが少し短いと感じるくらいだったので、ペースを上げすぎないように調整、それでも3'25"ペースで駆け抜けることができました。最後の1000については、Freeでしたが、上げきれませんでした

 回復の時間が今回の方が短く、気温・湿度は今回の方が高いというコンディション。以上のことに鑑みれば、現段階でこの強度をこなせるということは自分自身の進化があると考えることができるのかなと。最後の1000については失速してしまったのですが、現状では非常に質の高い練習ができたと思います。

 ただ、このように走れたのは、一緒に走ってくださった練習会の方々がいてくださったからこそ。時にこのように人の力を借りて練習することで練習の成果を見ることは大変重要なことだと思っています。

 また、日誌で書き続けているからこそ、成長を感じることができたり、どういう練習内容だったか、うまく行かなかった時にどう対応したかが、わかるようになっています。これからも続けない手はないです。

その他

 今回は出張があったため、IntervalsやThresholdのような強度の高い練習は1回のみ。しかし、故障のリスクも上がるため、今この時期は隔週でポイント練習、週2でも良いのかもしれません。走りながら自分の体の調子を見つつ、強度のかけ方や練習の間隔・感覚も材料として、より良い練習を重ねていきたいと思います。