マラソンの当事者研究

令和(2019年5月)から本格的にマラソンを始めた30代男による練習・レース記録および考察・内省の記録です。

【大会記録】北海道マラソン2019〜サブ4を達成せよ〜

 

 

ラソン素人が本気で練習を始めたのが,2019年5月。

それ以前については,以下の記事に4回に分けて書きました。

www.marathon-tojisya.com

文脈

2019年の長野マラソン(4月)での結果が悔しく,そこから真面目に練習しようと思い,時間を見つけ,練習をするようになりました。北海道マラソンを選んだ理由は,単純に北海道が好きで北海道に行きたいからでした。年に2,3回は北海道に行くので,マラソンで行くのも良いかなと思ったのです。

2019年北海道マラソンまでの自己ベストは

その当時の目標は,やはりサブ4絶対にこれを達成する,その1点で練習していました。それまでの自分は,練習をしようにも,忙しいことを言い訳に練習が長続きしませんでしたが,

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5月以外は順調に走り込めました

いきなり5月に故障をしてしまうも,その後は初めて200kmを走り込めるようになるなど,順調に練習を重ねることができました。1回の練習は基本的に10km程度,週5練習としておりました。

*ただし,この当時はポイント練習というものも知らず,ジョグしかしていません。

ジョグしかしていませんが,やはりロング走は必要ということで,6月に30km走を1回,7月には20km走を2回入れ,止まらずに走る練習をしています。

なお,直前の練習は

  • 8/17 8.4km (ave. 5'22"/km) @弘前市
  • 8/19 10.5km (ave. 5'13"/km) @神戸市
  • 8/22 10.2km (ave. 4'49"/km) @北九州市
  • 8/23 3.09km (ave. 5'36"/km) @神戸市
  • 8/24 11.5km (ave. 6'21"/km) @札幌市

でした。仕事柄,出張が多いため,出先で何とか練習をこなす日々が続いていました。当時の練習は,ジョグばかりですが,基本は5'40"/km(サブ4ペース)より速く走ることを意識していました。今考えれば,ペースランニングに近い練習ばかりだったのかもしれません。

前日は,受付を済ませ,昼・夜は定宿で聞いたおすすめのスープカレーをいただき,カーボローディング。

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お昼はsamuraiさん。野菜たっぷりで美味しいですよ。

札幌路地裏スープカリィ侍.| SAMURAI

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夜は村上カレー店 プルプルさん。辛旨系ですがダシが効いている感じです。

村上カレー店ホームページ

こんな感じで,美味しいご飯をいただき,マラソン本番を迎えます。

装備

  • シューズ(adizero Japan 4)
  • 脹脛 サポーター (CW-X)
  • ハーフパンツ(ユニクロ)
  • ソックス(TABIO)
  • キャップ(白,ミズノ)
  • サングラス(メーカー不明)
  • エネルギージェル(アミノバイタル) 青1つ(直前),赤2つ(道中)
  • こってりミネラルタブレット (Meitan,攣り防止用)
  • パワーテープ (Phiten,首や膝に)
  • Tシャツ(長野マラソン2019の参加賞)

長野マラソンのリベンジという位置付けだったので,長野マラソンの赤のTシャツで走りました。

 

追記:直前に読んでいた本を思い出しました。

30km以降上げていく作戦で行ったのですが,小出義雄氏の本を参考にしています。

 経験論がベースですが,練習メニューなど参考になるところがやはり多いですね。

 

結果

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余裕を持ってサブ4達成!

ネットタイム 3時間54分2秒,グロスタイム3時間57分44秒で

PBを30分以上更新することができました!

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嬉しくなってラミネートまでしてもらいました

道中

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わかりにくいですが,小雨が混じる中でのスタートでした

小雨もあり,8月の暑い暑い北海道マラソンが20℃以下でのスタートと天候には非常に恵まれていました。小雨でしたので,走りにも影響はほぼなく,むしろプラスに働いたと思います。

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ネガティブスプリットは狙い通りでした

道中は,まずもって,サブ4のペース(5'40"/km)を外さないことを意識していましたが,思いの外,ランナーの渋滞がひどく,最初の5kmはほぼキロ6ペースとなり,焦りました。またもう一つ焦ったのが,15キロ過ぎから尿意に襲われたことです。人が少ないトイレを探すことになるのですが,どうしてもそうしたところが見つからず,結局人の集まるトイレに行き,4分ほどロスします。

そういったこともありハーフまでで2時間以上をかかってしまう展開だったので,少しまずいなと思っていましたが,鬼門の25キロまでは我慢して,ペースを維持しようと思っていました。ここで冷静にならないと,また同じミスを繰り返す,と。

その後は気温も上昇し,容赦無く体力を奪って行きましたが,気持ちには余裕がありました。また,マラソンは30キロからということをずっと頭に思い浮かべ,直射日光が照りつける新川通は落ち着いてうまくクリアできたと思っています。このあたりの応援は景色が単調になりがちでしたので,とても嬉しかったですね。

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長い直線が続く新川通

サブ4を確信したのは,35キロ付近で,生まれて初めてマラソンでこの距離でも全然苦しくないことに気づき,むしろペース上げられそうということで,ギアチェンジで走り抜けました。また,ラスト3キロでは,北海道大学を通り抜けるのですが,そこでは完全に景色を楽しむ余裕が生まれていました。

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北大の直線は壮観ですよ(大会の前日に撮影)

また,たまたま仕事関係で知り合った方からここで応援を受け取り,もう少し頑張ろう!という気持ちになりました。最後の5キロはペースを4'55"から4'30"まで上げていますので,当時はかなり頑張ったみたいです。そして,この北海道マラソンでは,トイレ休憩以外は,一回も歩くことなく完走することができました。

以上が,初めてのサブ4を達成した時の記録となります。

北海道マラソンから学んだこと

  • 練習の継続が物を言う
  • 歩かないマラソンは楽しい

これに尽きるかなと思います。特別なことは何もしておらず,月にジョグ200km続けただけで,サブ4は達成できました。もちろん,それまでの(あってないような)下地があったというのはありますが,「続ければできるんだ」という感覚をこの時初めて持つことができました。

また,北海道マラソンまでのマラソンでは,必ずハーフを過ぎてから,脚の痛みで歩いてしまっていました。その時に感じたのは,「なんて情けないんだ」という気持ちでした。ですが,北海道マラソンでは,トイレ以外では止まることがなく,それがその後の自信につながったのと同時に,マラソンってこんなに楽しいスポーツなんだということを感じることができました。

...そんなわけで,北海道マラソン完走をきっかけに,更に走ることにのめり込むようになっていくのです。

To be continued...(大会記録編の次回はつくばマラソン2019の予定です)